ゲームのプレイ日記です!


by nigra_sed_formosa

Vol.1 旅立ち

  いよいよ旅の始まりです。

  漆黒の闇の中に、焚き火の炎がまるで蛇の舌のようにチラチラと不気味に蠢いている。炎の光が天を見上げる白髪の巫女の姿を浮かび上がらせていた。その姿はさながら神にも悪魔にも見えた。
  焚き火を囲む村人は、固唾を飲んで巫女の託宣を待っていた。巫女は一心不乱に呪いを唱えている。目を閉じ髪を振り乱し、ふっと天を仰ぐ。

-そのとき

  一瞬空が輝き、まもなく激しい雷鳴が轟く。大地を揺るがすほどの大きな雷だ。同時に巫女が眼をかっと見開く。村人は託宣の言葉が降りたことを感じ、広場にはより一層緊張が張り詰めた。巫女の低い声が響く。
 「大いなる試練の時は来たりぬ。まもなく、この世を悪霊が支配するのじゃ。」
 「それを防ぐにはどうすればよいのか。」
 問いを投げかけたのは、このカシの村の若き村長、ラキだ。フジ山の噴火以降、狩りの獲物も森の木の実も減り、隣国からの食糧の強奪も横行している。危機を誰よりも感じてるのは彼なのだ。
 「3人の勇敢な男を募り、大賢者を探せ!さすれば真なる理が授けられよう。」
  村人たちはざわめきたった。大賢者とは何者なのか?それにこの村に3人もの男を旅に送り出す余裕があるのか?
 「静かに!お告げに従い、まず私が名乗りを挙げよう。あと2人、私とともに大賢者を探す旅に出てくれる者はおらぬか?」
  タオの心は沸き立っていた。広い世界を見てみたい、強い戦士になりたい・・・日頃からそう考えていたタオにとって、これは絶好の機会だ。しかし、高揚すると同時に大きな不安ももたげる。いざとなると、この安穏とした村を出てやっていけるのか、その不安で名乗りを挙げることができない。
 「俺も行こう。」
  落ち着いた口調で名乗りを挙げたのはラキである。ラキは村1番の戦士、狩りの腕前も抜群だ。彼の志願に反対する者はいない。だが、最後の1人が決まらない。家族や仲間たちと別れ、見知らぬ土地への危険な旅・・・誰もが二の足を踏むのも仕方がない。様子を伺うようにきょろきょろする者、黙り込む者・・・長い時間が流れた。ふと、オズと眼があった。その眼差しは優しく暖かい。
 「・・・僕が行く!」
  沈黙を突き破る大きな声はタオのものだった。迷っていても仕方がない。それにオズもラキもいる。タオは息つく暇もなく旅への情熱を語る。
  案の定、反対の声は多数挙がった。タオはまだ16歳、成人の儀式も済ませていない。しかし、助け舟を出したのはオズだった。
 「タオは確かにまだ若い。経験も足りない。しかし、この村の未来を背負っていくのはタオたちだ。タオがこの旅を乗り越えれば、それは村の大きな宝になるだろう。」
  早速旅支度がはじまる。オズは村の倉庫にタオを呼びこう言った。
 「この中から必要なもの2つだけを獲れ。長旅には荷物は少ないほうがいい。」
  持とうと思えばもっと持てるはずだ。しかし、ここから冒険のはじまりということだろう。道具に頼りすぎれば旅はきっと成功しない。オズなりの考えなのだろう。
  タオはじっくり考えた上で、まず石斧を手に取った。用途が広く武器としても使える。そして、貝輪。これは旅先での物々交換用だ。何が起こるかわからないのだから、旅先で必要な道具を手に入れるほうがよいだろう。当面の食料などの用意もし、夜明けとともに出発することになった。
  儀式や準備でへとへとになって床についたのはずなのだが、タオの気持ちは高ぶっていた。気分を落ち着けるためにいったん外に出て空を眺める。儀式の時間には空いっぱいだった雲は去り、満天の星空が広がっている。
  一筋の光が空を流れる。流れ星だ。旅の無事を祈り、タオは眠りについた。

今日は長くなりました(´ー`)
一応登場人物の紹介をします。
タオ・・・主人公。
オズ・・・カシの村の長。石斧の使い手。
ラキ・・・村1番の戦士。石槍の使い手。タオをまだ認めていない。

太字は持ち物と技能です。技能については後日説明します。

現在の持ち物・・・石斧、貝輪
残り日数・・・365日

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by nigra_sed_formosa | 2005-04-07 23:41 | 縄文伝説